【凪のお暇】高橋一生が号泣する度に私はケーキを1つ食べる
土曜日の午後、特にすることもなくなんとなくテレビを付けていた。
ふと聞き覚えのある声がしたので画面を見ると、そこには高橋一生さんが写っていた。
ありがとう、神様。
この世に高橋一生を誕生させてくれて本当にありがとう。
シンプルな高橋一生ファンである私はしばらく食い入るように高橋一生を見つめていた。
(30秒後)・・これ何のドラマだろう。
ようやく高橋一生ではなく、このドラマの内容に気が向き始めた私はそそくさと番組表を開いた。
凪のお暇
それがこのドラマのタイトルらしい。
たしか去年あたりに友達の家でちらっと見たことがあった気がする。
高橋一生さんが出ているとのことで私も見たい!という気持ちがあったのだが、
当時友人に、結構つらいから見るのをお勧めしないと言われ、そのまま心の中を流れて行ってしまった作品だった。
そのアドバイスを思い出した私は視聴を中断しようと考えた。
しかし、私は先に見てしまったのだ。
号泣する高橋一生を。
0.01秒で視聴を決定した。
この私、拗らせた大人が涙を流すシーンが大の大好物である。
高橋一生演じる我聞慎二くん、実に私好みである。
私が好きな拗らせた大人、
彼らに共通していることは決して普段は涙もろいわけではないというところだ。
彼らは自分の悪いところをしっかりと自覚している。
なのにその小さなプライドに勝てず、自分の不甲斐なさに涙を流すのだ。
そんな大人が私は好きで好きでたまらない。
自分の弱さに負けてしまった大人の涙。
我聞くんもその一人、元恋人である主人公凪のことが大好きなくせに、自分の小さなプライドのせいで彼女に悪態をついてしまう。そして彼女の反感を買い、拒絶される。
我聞くんは凪の見ていないところで大号泣。
強がるなよ、我聞。
可愛すぎ、我聞。
1話を見た時点で私は完全に理解した。
このドラマ、まだ高橋一生に泣きの演技させるわ。
気付いたら3話まで見てた。
たぶん3話とも泣いてた。
日曜に4話以降の放送があるとのことだった。
日曜、お昼ご飯を調達するついでに私はケーキを買った。
3個。
高橋一生が泣くたびに、一個ずつケーキを食べることにした。
高橋一生の涙をケーキの肴にすることにしたのだ。
事前準備が功を奏し、私は無事に3つのケーキを完食した。
高橋一生が号泣する度に、おめでとうの気持ちを込めてケーキを食べた。
友達に連絡したら、イカれてるって一言だけ返事が来た。
晩御飯は食べれなかった。
来週最終回までの放送があるらしいので、またケーキを用意したいと思う。